こうしてブログを書いていると、本当に伝えたいことがあっても言葉にできない自分の未熟さに絶望してしまう時もいっぱいある・・・
でもそれは、言葉だけでは表現しきれないものと出逢ったから、なのかもれない。
やっぱり想いが宿るものを肌で感じるのがとても大切だなぁ。
たとえそれが言葉にできなくても、自分の中に宝物として残って夢にも繋がってくれるのだから・・・!
・・・なんてことを温かく感じられた「真壁のひな祭り」という地域の町おこしへ行ってきました。
古民家へ入ると、そこは別世界でした
どこか古き良き街並みがありのままにあり、優しい雰囲気も感じられる街並み・・・
ひとつひとつの古民家や郵便局、本屋さんなど、町全体でひな祭りが表現されていました。

「ひょうたんランプとおひなさま」って何だろう??
全然イメージできないと思いながら古民家へ入ってみると・・・
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なんだこの異世界は・・・!

・・・なんて美しいんだろう。
照明を落とした部屋でひょうたんランプと共に飾られたひな人形たちは、とても幻想的でした。
ひな人形は子供の時以来に見たけども、こんなにも美しかったのかと。
みんな笑顔になってお客さんたちを温かく迎えてくれるように、感じられたのです。

こちらの古民家は、綺麗な畳とお花と一緒に飾られています。
味があるなぁ。
ここはここでしか味わえない和の雰囲気がある。
しかもそれは、別の古民家やお店なども一緒でした。
謎のキャラクターも本屋さんも温かく迎えてくれて
町を歩いてくと、ひっそりとこちらを見つめる視線を感じる・・・
のですが、どこから見つめられているんだろうと迷ってしまう。
きっと恥ずかしがり屋さんがいるんだろうなぁ。
・・・と感じていたら、誰だ君は!?

「いしお」というなんとも可愛いキャラクターが、ひょっこりと見つめていたのでした。
良いなぁ、この子も愛情を込められて生まれたんだろうなぁ。
いしおくん、ひな人形じゃないけど優しい存在感があって素敵じゃないか!!!
「いしおです」としか言わない。
シンプルだけども味があって最高だ。
昔ながらの本屋さんも中へ入ってみると・・・
ところどころにひな人形が飾られていて、昔にタイムスリップしたような感覚になる。
そうやって町を歩いていくと、不思議な感覚が芽生えてくるのですね。
みんな違うけど想いは一緒じゃないか
あれ・・・??
どこもみんな違うけど、みんな一緒の温かいものを感じる・・・
その正体はなんだろう・・・
ずっとずっと大切にされてきた、自分も大切にしているもののような気がする・・・
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それは「想い」だ。
どの古民家もお店も違うけど、想いは一緒じゃないか。
それは地域のみなさんが大切にしていた想いでもありました。
真壁のひな祭りとは
平成14年の暮れ、町おこしを考える数名の住民有志からの「寒い中、真壁に来てくれる人をもてなせないか」というひと言から、「町なかにお雛様を飾ろう」という発想が飛び出しました。
翌15年1月下旬、有志たちがお雛様を飾っていると、それを見ていた町の住民たちも自主的にお雛様を飾り始め、いつの間にか約40軒にお雛様が飾られました。
有志たちはこのような動きに感激し「お雛様を通して、和の文化・和む心・人の和が広がってほしい」と、その思いに“和の風”と名前を付けました。これが真壁のひなまつりの始まりです。
そうか、僕が感じていたのは、この想いだったんだ。
だから、それぞれの古民家の世界観は違くても一緒、温かい想いが宿っていた。
・・・だけじゃなくて、古民家といえば自分もそうだとハッとしたのです。
そこに想いがあるから夢が生まれるんだよ
そうだ、大切にしている古民家があるじゃないか・・・!!

おじいちゃんが優しく遺してくれた、「夢降る隠れ処」を受け継いでいくんだ。
古民家、田舎、ポツンとあるだけで誰も来てくれないんじゃないかと不安になる時もあるけども。
真壁のひな祭りを通じて、自分なりの想いを宿していけば来ていただけるようになる。
大切な未来の仲間へ想いは必ず届く。
子供の頃、おじいちゃんが畑で作った甘~いスイカなどで、優しいおもてなしをしてくれた古民家で。
出逢ってくださった大切な仲間たち(ここへ来てくださったあなたも仲間だ!!)のために、夢降る隠れ処の若旦那として温かい居場所を作っていこう。
疲れたらここへおいで。
好きな事や夢を思い出して、僕たちと共に深めていきましょう。
その想いを宿して、古民家もリフォームしたりしないとな・・・!
昔ながらの優しい雰囲気を今に生かして、仲間たちのためにあること。
それは真壁のひな祭りも、自分の夢も一緒じゃないかとハッと気づさせていただきました。
やっぱり探検は大好きで、道草したりするなかで思わぬ出逢いも生まれるのだから。
想いは言葉にならなくても、どこか肌で感じていただけるものだ。
それは五感を越えて伝わってくれるものかもしれない。
伝えようとしなくていい、ありのままの自分がいれば、自然と伝わっているものだから。
優しい古民家に飾られたひな人形のように・・・
そういうところに、僕たちが本当に大切にしたい夢があったりするから面白いなぁと思う。
あなたも是非、好きな場所や尊敬する人を肌で感じて、想いを感じてみてくださいね。
そこに思わぬ夢があるかもしれません・・・!
それでは、お読みくださりありがとうございます。
また夢の途中でお逢いしましょうね。
夢降る隠れ処の若旦那・探検家タガメのリョウより