仕事ができない人で辛い思いばかりでも夢が生まれたあの日の僕たちへ

仕事ができなかったとしても、一生懸命さを受け入れてもらえる、自分らしく楽しく好きな仕事をしていける居場所があったら、どれだけの人が夢が叶っていくんだろう・・・

 

そんなのはね、綺麗事でしかないんだよ。

 

そうやって自分を押し殺してうつ病になり会社を辞めたあの日、かすかに感じていた夢が今、形になってきたので、ここに書き残しておこうと思います。

 

会社で仕事ができなくたって、僕たちなりの魅力を生かして童心に帰れば、好きな事を仕事にしていける。

 

仕事できないからダメ人間なんてことはない、会社の荷物でもない、精一杯な想いはいつか必ず夢を繋いでくれます。

 

こうして出逢えたご縁が、辛い自分をギュッと優しく抱きしめてあげながら、癒しのひと時になりますように。

 

 

なんて言っても会社に癒しなんてないじゃんか

過去の僕だったら、そう言って絶望していたことでしょう。

 

自分の能力が周りと比べて低すぎるから職場に居づらい。

 

1度で仕事を覚えることなんてできない、何度も聞いていたら怒られることにビビッて何も言えなくなる。

 

周りをイライラさせることしかできないんだろうか。

 

メンタル弱々で仕事ができない自分を、だからダメなんだと全否定して隅っこでビクビクするのが僕にとっての会社でした。

 

このままじゃ得体の知れない真っ黒なものに押し潰されてしまうかもしれない。
これ以上はもう無理だ・・・

 

気づいたらうつ病になり、逃げるように会社を辞めました。

 

逃げたんだ、根性がない奴だと思われたかと思うと本当に悔しいけど、人生は会社だけじゃないから自分らしく生きてく場所を探すことにしたんです。

 

でも、どこへ行っても弱肉強食の世界なのか

それで会社を転々としていたら、どこに行っても弱っちいままじゃダメだと痛感することばかり。

 

会社とは弱肉強食の世界だ。
強い人が生き残り弱い人は食べられるしかないんだ。

 

周りを見てみれば分かるじゃないか、仕事できる人は評価されて、できない人は相手にされない。

 

どれだけ一生懸命だったのか、頑張ったのか、そんな事はどうでもいいんだ。
社会というのは会社で仕事するってことは「結果」で評価されるんだからさ。

 

それが仕事、というやつだ。
甘ったれたことを言ってる場合じゃないんだ。

 

何度そう自分に言い聞かせ、泣きたい気持ちを押し殺して生きていたんだろうか。

 

メンタルが弱い、ハッキリ言えない、人と話すことさえ怖い、周りのみんなに迷惑をかけるだけ、ここじゃ生きていけない。

 

気づいたら10回以上も転職して、こりゃもう社会不適合者で社会の隅っこでさえ生きていけないと思いました。

 

そんな自分にも童心に帰るという夢がありました

ここでふと思ったんです。

 

人生とはなんだろうか。

 

人が生きるってなんだろう。

 

幸せに生きるって、どういうことだろう。

 

たしかに生きていくうえでお金は必要だ、だから我慢しまくって会社にしがみつくんだ。

 

そういう価値観しかないと思っていたけど、この先ずっと、そういう人生でいいのか。

 

”最高に幸せだ“

 

そう感じる事ができたのはいつだろう。

 

温かく優しく思い出すのはいつも、そう、あの子供の頃の夏休みだ。

 

亡くなってしまって残念でしょうがないけど、優しい笑顔のおじいちゃんが遺してくれた古民家ではね、夏休みになると従兄弟たちと集まってワイワイ好きな事を楽しんでいたじゃないか。

 

無邪気に自然の中でかくれんぼしたり、オオクワガタや幻のタガメを探し回ったり。

 

あの時はもう毎日が夢の連続だったなぁ・・・

 

この感覚はきっと世界を救うのになぁ、なんて切実に思いました。

 

みんな会社にいて結果を出して競争しまくってる、弱肉強食の世界で必死に生きていくように見える一面もあるけども。

 

それでも本当はみんな、純粋に無邪気に遊びまわっていた子供だったんだよね。
可愛い童心がずっとあるんじゃないか、忘れてしまっているんじゃないか。

 

怖くて人と話せない時も、その人の子供の頃の笑顔を感じたら、ふと優しい気持ちになったのはそういうことじゃないかな。

 

みんな童心に帰ることができれば、仕事も何もかも平和で優しい世界になっていくのに・・・

 

それは叶わない夢だと思ったけど不思議なご縁もあるもので

そんなのは本当に夢、叶わない夢でしかない。
ただの綺麗事だと自分で思ってしまう。

 

だって会社の仕事もできないままなのに、そんな自分に何ができるんだろう。

 

あの古民家は今、誰も住んでいないんだ。
ただのボロ屋敷になっちまったんだ。

 

大切な思い出だけが残ってる、誰にも必要とされてない場所なんだ。

 

ボロボロ屋敷を建て直す?
だってそんなお金どこにもない。

 

なんとか自然を守り抜く?
どうせ田舎だし誰も来ない。

 

だって、どうせ、言い訳ばかりする自分を正当化しようとしても苦しいだけなのに、止めることができない。
仕事さえできない自分に何ができるんだって。

 

おいおいおい人生このままでいいのか、そういう自分こそ本当の自分なのは分かっているのに。
1人じゃ何も・・・

 

そんな時、山奥で不思議と惹きつけられた仙人と出逢い、衝撃を受けました。

 

なんかもう見るからに変人な感じがしたのですが、どこか面白そうで悟りを拓いたかのように山に溶け込んでいたんですよ。

 

恐る恐る話を聴いてみたら、山籠もりプロデューサーとして好きな事を仕事にして夢を叶えていく居場所を作っている最中なんだとか。

 

しかもその居場所では、仕事ができない人がその人なりの魅力を見つけて夢を叶えていってるそうで。

 

仕事できなくても夢を叶えていく仕事はできるだって!?

・・・本当か????

 

でも、その居場所をこっそりビビりながらのぞいてみたら・・・

 

あ、自分と同じように仕事できない人たちばかりだ。
でも凄く凄く輝いていて、みんな好きな事を仕事にしていて幸せな笑顔が溢れている。

 

空飛ぶ小説家さんは、満員電車に乗ることさえ苦痛で、誰かが飛び降りて命を落として次は自分かもってくらい追い詰められてたのに、今はみんなの夢を繋ぐ編集者として羽ばたいていた。

 

ちょこんと可愛げなりんごさんは、自分が大嫌いすぎてどうしようもなったけど、この居場所で仲間たちと自分の魅力が見つかって好きになることができて、ほんわかイラストを描きながら仕事されていた。

 

海と糸が大好きな芸術家さんは、汚れた海を見て絶望して綺麗な海を守りたくて、そのためにできることは何だろうと想いを巡らせて、大好きな糸で編み物を作って優しい暮らしができる世界を夢見ている。

 

・・・なんだ、みんな最高の優しい笑顔で溢れているじゃないか。

 

仕事とは、本当は奪い合いのような弱肉強食の世界ではなく、みんな好きな事をして助け合う優しい共存共栄の世界なんだ。

 

でも、なぜみんなはそんなことができるのか。
僕にもできるんだろうか。

 

ビビりまくりながら仲間になり、話を聴いてみたら・・・

 

山籠もり仙人からは、

 

・リョウさんの魅力は探検家です!
・ついつい大爆笑しちゃうのも魅力で、爆笑された人はそこが魅力なんです。
・寝ていてるだけで好きな事を仕事にしていけますし、寝ている間に仲間たちの夢が叶いますよ。

 

なんて意味不明なことばかり言われて、でも仲間たちもニヤニヤ楽しそうに「そうですよね、リョウさんの魅力ってそれですよね!!」って感じに笑ってるんですよ。

 

そんなこんなで訳も分からないまま、この居場所で好きな事をしていったらですね、とんでもない事になってしまったんです。

 

もう絶対に無理だと思っていた会社の仕事は、未経験でもやってみたい仕事で花が咲きました。
仕事できないことも可愛がってくれるポンコツ社員たちに恵まれて、やりがいを感じながら年収1.5倍になり。

 

おじいちゃんが遺してくれた古民家は、好きな事をして生きていく未来の仲間たちのために共存共栄していける、仙人と仲間たちの憩いの居場所になって。

 

そこで交流会を開いたら、僕がうとうとリラックスして寝ている間に仲間の夢が叶っていたという。

 

・・・なぜこうなった。
よく分からないけど、面白い人生になってきたのは間違いない。

 

あの日、会社の仕事ができないと絶望していた自分が、まさか変な仙人と面白い仲間たちと、童心に帰って夢が叶いはじめているなんて。

 

そうして今は、みんなの憩いの居場所・夢降る隠れ処の若旦那になりました。

 

人生、本当にどうなるか分かりません。

 

会社で必死に生きる人も、本当は童心に帰れば優しい笑顔が溢れる。
仕事ができなくても、みんな子供の頃の無邪気さはずっとある。

 

それを思い出して生きていけば、好きな事が仕事になり仲間と夢と共に深まっていきます。

 

しかも、それは今すぐからでも。

 

やらかしてばかりの僕が言うんだから、もう大丈夫です。
(説得力ないけども、説得力あります)

 

仕事ができなかったとしても、夢を仕事にして生きていけます。

 

あなたの人生も、大切な仲間たちと好きな事と夢で溢れていきますように。

 

ここまでお読みくださりありがとうございます。

 

夢降る隠れ処の若旦那・探検家タガメのリョウより

 

ウトウト寝てしまったら仲間の夢が叶っていて夢降る隠れ処、こっそりのぞいてみませんか。