どうも、夢降る隠れ処の若旦那(バカ笑い旦那)こと、探検家タガメのリョウです。
今日は、ちょっとバカ笑いして、ちょっと震えて、でもとても大切な出来事があったので、
未来の仲間たちへそっと置いておきます。
言い訳しそうになった朝
正直に言うと、今日は釣りをやめようとしていました。
寒いし、冬の海は魚くんの活性も低いし、手もかじかんで辛いし。
「今日はやめとこうかな…」
そんな言い訳が、頭の中をぐるぐるしていました。
でも、ふと思ったんです。
海へルアーを投げさせていただくという挨拶もなしに帰るのは、探検家じゃない。
釣れなくてもいい。
結果がなくてもいい。
ただ、年始のご挨拶だけはしよう。
そう思って、海に立ちました。
日が照って、海がやさしくなる
不思議なもので、そう覚悟を決めた途端、雲の隙間から日が差してきました。
「おや?」
「なんだか、あったかいぞ?」
海の色も、少しだけ柔らかくなった気がして。
よし、本命のヒラメ君へ、きちんと向き合おう。
冬のヒラメ君は、活性が低く、極力動かず・・・
海底でじっと餌を待っています。
だから今日は、“届ける”感覚でルアーを投げました。
遠くへ、ふわっと。
100メートルくらい先の海底へ、そっと。
ヒット…そして魂が抜けそうになる
その時でした。
ズン・・・・・。
重い。
とにかく重い。
「え、なにこれ……」
「いや、ちょっと待って……」
分厚くて、途中で何度も、
「あぁ……もう無理ぃ……」
と魂が抜けかけました。
それでも、海と相談しながら・・・
なんとか磯へ――。
そこにいたのは、堂々たる、大きなヒラメ君でした。
釣れた瞬間より、嬉しかったこと
正直に言います・・・
釣れたこと自体も嬉しかった。
でも、それ以上に嬉しかったのは・・・
名誉女将と、やらかしオジキ、
コアラ仙人とカエル先生へ届けられる。
きっと、未来の仲間にも届けられる。
僕らはみんなどこかで繋がっているから。
そのことが、胸いっぱいに広がった瞬間でした。
そしてもうひとつ・・・
体調のことで不安な時間を過ごしていた名誉女将の顔が、 これを話したら、きっと少し笑ってくれる。
その妄想が、胸の奥をじんわり温めてくれました。
腕力も使い果たし、感動して、手が震えていました。
一緒にいた釣り人さんが、
「おめでとうございます!記念写真を撮りましょう!」
「神経締めと血抜き、こうするといいですよ」
そうやって優しくサポートしてくれる。
観光客さんも、
「えっ、なにこのヒラメ!写真撮っていいですか!?」
どうぞどうぞ、と笑いながら。
スーパーで捌いてくれた店員さんも、
「すごい新鮮ですねぇ!美味しいでしょうね!!」
と満面の笑みで。
その笑顔まで含めて、海からの贈り物だなぁと思いました。
海の恵みが、人を通して、巡っていく。
そんな優しいひと時でした。
海の神様のひとことがじんわり聞こえて
海は、なにも約束しないけれど、ちゃんと見てくれている気がしました。
片付けをしながら、ふと、こんな声が聞こえた気がしました。
「ほらな、来てよかっただろ?」
あぁ、ほんとだなぁ、と。
結果を取りに行く前に、まず挨拶をすること。
まず、場に立つこと。
それだけで、世界はちゃんと応えてくれるんだなぁと。
好きなことは、巡りを連れてくる。
好きなことを、無我夢中でやっていると。
いつの間にか自分だけのものじゃなくなって、みんなと一緒に巡り巡って、もっと好きになっていく。
今日のヒラメ君は、そんなことを教えてくれました。
海幸山幸の恵みに、魂から感謝しています。
夢降る隠れ処の若旦那(バカ笑い旦那)・探検家タガメのリョウより




