うつ病寸前だった僕が、命の温かさを思い出した日。【ポンコツ探検日和⑥】

何もしたくない。
朝が来るのが怖い。
笑えない。

 

そんな時期がありました。

 

今振り返ると、うつ病寸前だったんだと思います。

 

でも、その頃の僕は、
そんな言葉すら知りませんでした。

 

きっと心が止まっていたんですね。

ご飯を食べても。
休んでも。
眠っても。

 

元気にならない・・・

 

生きてる感じがしない。

 

「頑張れば何とかなる。」

 

いや、それでも、生きた心地がしないんだよ。

 

そう思って、もっと頑張っていた。

 

でも、心だけは、
ずっと立ち止まっちまってた。

 

ふらっと外へ出てみたら‍

ある日、なんとなく外へ出てみる。

 

なにかを解決したかったわけじゃない。

 

ただ、家にいるのが苦しかったから。

 

外へ出てみたら・・・

 

風が吹いていました。
鳥が鳴いていました。
空は、なにも変わっていませんでした。

 

「あぁ・・・今日は風が気持ちいいな。」

 

「命って、あたたかいなぁ。」

 

「生きる、ってこういうことかもなぁ。」

 

そう思えた。

 

久しぶりに散歩していたら

近所の猫ちゃんが目の前を通ってね。

 

「僕を案内してくれるのか?ありがとう!!」

 

ってナデナデしようと思ったら・・・

 

「ジャー!!!」って怒って。

 

ビックリして手を引っ込めて。

 

「ごめんね~(笑)」

 

って、ひとりでツッコミを入れてました。

 

僕は、元気になろうとしたんじゃない。
頑張ろうとしたものでもない。

 

ただ、1度だけ、笑ってしまった。

 

それだけでした。

 

でも、人生って、そこから巡る

その1回から、少しずつ巡りはじめることがあるんですね。

 

もし、今、笑えない日が続いているなら。

 

無理に笑わなくていいさ。

 

でも、風の音だけは、少し聞いてみませんか。

 

空を見上げるだけでもいい。
外へ出るだけでもいい。
何も変わらなくてもいい。

 

その景色は、きっと、
僕たちを責めません。

 

その景色は、いつだって僕たちを優しく抱きしめて、
夢への背中をポンッと押してくれます。

 

さぁ。
今日は、どこを探検しようかなぁ。

 

夢降る隠れ処の若旦那・探検家タガメのリョウ