海の神様に「ほらな、来てよかっただろ?」と言われた年始のヒラメ事件

どうも、夢降る隠れ処の若旦那(バカ笑い旦那)こと、探検家タガメのリョウです。

 

今日は、ちょっとバカ笑いして、ちょっと震えて、魂が抜けかけながらも、愛が溢れる出来事があったので。
未来の仲間たちへそっと置いておきます。

 

 

去年、大きな宝物を逃がしたことから繋がってたのかも

それは「悔しさ」からずっと繋がっていたのかもしれません。

 

2025年12月、はじめて大きなヒラメ君が釣れそうになるも、目の前で逃がしてしまうという。
盛大なやらかしをやっちまったんです。

 

とても大きくて重たくて、身も分厚くて・・・

 

うわぁ~

 

こんなにでっかいヒラメ君が釣れるものなのかよ・・・!!!

 

でも、感動と興奮も、ほんのひと時だけの贅沢でした。

 

そのあと、ヒラメ君の口からルアーが外れて、猛烈なスピードで海へ帰ってしまったんですよ。

 

・・・

 

・・・・・

 

・・・・・・・なんだよ~

 

ってなるわけですよ。
悔しくて残念で。

 

食べる身もいっぱいあっただろうにさ、変人師匠とポンコツ仲間たちにも届けられたのにさ。
目の前で逃げられるってなによ。

 

でも、どこか面白くもあって、2026年も釣りに行くのが楽しみだなぁって新年早々ワクワクドキドキしてました。

 

それでも言い訳しそうになった朝

2026年を迎えて、またヒラメ君に逢えるかもしれない。

 

期待が膨らみすぎて、気持ちが爆発しそうになりながら海へ行くと・・・

 

なんと雪がパラパラ降っているじゃないですか。
まるで「今日は諦めなよ」って、天気が言っているみたいに。

 

さ、寒い~

 

さ・む・い。
なんなんだ、この寒さ!!!!!

 

正直に言うと、今日は釣りをやめようと思いました。

 

寒いし、冬の海は魚くんの活性も低いし、手もかじかんで辛いし。

 

しかも、超ベテランの釣り人さんが先にヒラメ君を狙っていて、それでも釣れてないんだから。
自分なんかがやってみても、どうせダメなんじゃないかな。

 

「今日はやめとこうかな・・・」

 

そんな言い訳が、頭の中をぐるぐるぐるぐる。
(大体いつもこんな感じのポンコツ野郎です)

 

でも、ふと声が降ってきたような気がして。

 

海へルアーを投げさせていただくという挨拶もなしに帰るのは、探検家じゃない

 

釣れなくてもいい。
結果がなくてもいい。
ただ、年始のご挨拶だけはしよう。

 

そう思って、海へルアーを投げさせていただきました。

 

日が照って、海がやさしくなる

不思議なもので、釣りバカな自分に素直になってみると、雲の隙間から日が差してきました。

 

「おや?」
「なんだか、あったかいぞ?」

 

海の色も、どこか澄んできたような。

 

よし、舞台は整った。
(謎の面白さが溢れました)

 

本命のヒラメ君へルアーを投げてみようかな。

 

冬のヒラメ君は、活性が低く、極力動かず・・・
海底でじっと餌を待っています。

 

だから、「ふわぁっ」という感覚で、ルアーをヒラメ君のところへお届けするように。

 

100メートルくらい先の海底へ遠投していると・・・

 

魂が抜けそうになるくらいでした

その時でした。

 

ズン・・・・・。

 

・・・ん??
急に重たくなったか!?!?

 

こりゃ海藻の重さじゃない、魚くんの重さじゃないか!?!?!?

 

重い。
とにかく重い。

 

「え、なにこれ・・・」
「いや、ちょっと待ってくれ・・・」

 

きっと大きなヒラメ君が食べてくれたんじゃないか。
なんとしても釣りたい。

 

だけど、とにかく重いんですよ(笑)

 

ヒラメ君は泳ぐのが苦手なので、ヒットしたら釣り人の力で釣り寄せるしかないんです。
だから重たいのです。

 

重い。

 

重い・・・

 

重い!!!!!

 

「あぁ……もう無理ぃ……」

 

と魂が抜けかけました。

 

それでも、ヘトヘトになりながら、なんとか磯へ釣り上げることができました。

 

いやぁ。
この瞬間は、なぜこんなにも愛おしいのかな。

 

釣れた瞬間より、嬉しかったことがあるんだ

正直に言うとですね・・・

 

釣れたこと自体もすごく嬉しかったんです。
でも、それ以上に嬉しかったのは・・・

 

名誉女将と、やらかしオジキ、コアラ仙人とカエル先生へ届けられる。

 

きっと、未来の仲間にも届けられる。

 

僕らはみんなどこかで繋がっているから。

 

そのことが、魂いっぱいに広がった瞬間でした。

 

そしてもうひとつ・・・

 

体調のことで不安な時間を過ごしていた名誉女将の顔が、 これを話したら、きっと少し笑ってくれるかも。

 

その妄想が、疲れ果てた体をじんわり温めてくれました。

 

腕力も使い果たし、感動して、手が震えていたなかで。

 

一緒にいた釣り人さんは・・・

 

「おめでとうございます!記念写真を撮りましょう!」
「神経締めと血抜き、こうするといいですよ」

 

そうやって優しくサポートしてくれる。

 

観光客さんも・・・

 

「えっ、なにこのヒラメ!!!写真撮っていいですか!?」

 

どうぞどうぞと、笑いながらの若旦那ですよ。

 

スーパーで捌いてくれた店員さんも・・・

 

「すごい新鮮ですねぇ!美味しいでしょうね!!」

 

と満面の笑みで。
その笑顔まで含めて、海からの贈り物だなぁと思いました。

 

海の恵みが、人を通して、巡っていく。

 

なんだかとても温かい想いが溢れてきて、嬉しいなぁ。

 

海の神様からの言霊がじんわり聞こえて

そうして海は、時に激しく、時に優しく、見守ってくれるような気がしたんです。

 

車に戻って片付けをしていると・・・

 

「ほらな、来てよかっただろ?」

 

なんて、海の声が聴こえたような気がしてね。

 

あぁ、ほんとだなぁ、と。

 

もう絶対に釣ってやるぞ!!!
というように結果に執着するよりも、自然に優しく感謝すること。

 

好きなことに無我夢中になっている今に、感謝すること。

 

好きなこと、やってみたいことに、素直になること。

 

それだけで、この世界は温かい贈り物をくれるんだ。

 

好きなことは、無我夢中でやっていると巡っていくんだね。

 

その感動は、いつの間にか自分だけのものじゃなくなって。
みんなと一緒に巡り巡って、好きなことがもっと好きになっていく。

 

今日のヒラメ君は、そんなことを教えてくれました。

 

海幸山幸の恵みに、魂から感謝しています。

 

夢降る隠れ処の若旦那(バカ笑い旦那)・探検家タガメのリョウより